熊本地震から5年

熊本地震より5年。甚大な被害を受けた熊本城も、優先的に復旧を進めていた天守が完成し、今月末より公開がスタートするとのこと 大変喜ばしい話題です。

しかし、城郭全体の復旧度合いからすればまだ2割ほどで、完全復旧には十数年の歳月や莫大な費用がかかるといわれており、まだまだ「終わり」ではありません。

 

郡上八幡城では、ちょうど震災があった2016年4月より発行を始めていた来城記念証(城御朱印/御城印)の発行料の一部を「城郭支援」に充てることを理念に掲げ、熊本城の復興支援にあてる取り組みをおこなっております。

当初は、「御城印(ごじょういん)」という呼称も無く、全国でも片手で数えられるほどしかなかった為、どこまでの発行に繋がるか?またどれほどの支援に繋がるのか?予測もできない中でのスタートでしたが、多くの皆様のご協力のおかげで、小さな山城ながら5年間累計で380万円以上の寄付に繋がりました!

 

この取り組みは、「単発」ではなく「継続的な寄付が可能」ということや、想いに賛同頂けるお城同士で「連携が可能」な仕組み…ということを実証することができました。

※郡上八幡城の他にも岐阜城(金華山ロープウェー)が熊本城への支援に賛同いただいております。

 

ここ2年程で御城印を発行する城郭(城跡含む)も爆増し、今や全国で500城近くにのぼると言われておりますので、1城でも多くのお城が上記のような理念に賛同いただき、「お城によるお城の為の支援の連携」の輪が広がってゆくことを願います。

小さな山城でさえ累計すると大きな寄付に繋がっていることを考えると、メジャーなお城が賛同いただけることで凄い大きな支援体制になると思うんですがねぇ,,,

※画像は4年前の熊本城の様子です